「自分の描いたイラストを形にしたい」「チームのロゴ入りグッズを作ってみたい」と思ったことはありませんか?
以前は、オリジナルグッズを作るとなると「大量に在庫を抱えないといけないのでは?」「初期費用が高そう」というイメージがありました。
ですが最近では、スマートフォンひとつで、在庫を持たずに1個からグッズを作って販売できるサービスが充実しています。特別な知識がなくても、誰でもクリエイターとしての一歩を踏み出せる時代です。
この記事では、オリジナルグッズ販売をこれから始めたい方に向けて、初心者でも失敗しない手順やおすすめのサービスを徹底比較してまとめています。
オリジナルグッズ販売を始める前に知っておきたいこと
オリジナルグッズ販売には、大きく分けて「在庫を持つ方法」と「持たない方法」の2つがあります。この記事では、個人でも手軽に始められる「在庫を持たない方法(受注生産)」を中心に解説します。
在庫を持たない方法は、注文が入ってから商品が作られるため、売れ残りによる赤字のリスクがありません。まずは、この販売方法の楽しみ方や、注意すべきポイントを整理しました。
どんな楽しみ方がある?
オリジナルグッズ販売には、いくつかの楽しみ方があります。
- 自分の作品をファンに届ける:
イラストや写真をグッズ化して販売することで、作品をより身近に感じてもらえます。SNSなどでファンから反応をもらえるのは、活動の大きな励みになります。 - コミュニティの絆を深める:
サークルや部活動、会社のイベントなどで、共通のロゴが入ったグッズを作ることで、仲間内での一体感を高めることができます。 - 副業として挑戦する:
趣味で描いていたデザインが、思わぬ収益を生むこともあります。トレンドやニーズを捉えたデザインを出すことで、本業以外の収入源として育てていくことも可能です。
「すぐには売れない」のが普通

これから販売を始める方に一番伝えておきたいのが、「商品を並べたからといって、すぐに売れることは稀」ということです。これはあなたのデザインが悪いわけではなく、ネットショップ運営におけるごく自然な現象です。
最初は売れなくても焦る必要はありません。
大切なのは、以下のポイントを意識して、地道にファンを増やしていくことです。
- 制作の裏側を見せる:
完成した商品画像だけでなく、デザインを描いている途中の様子や、試作段階のボツ案などをSNSに載せてみましょう。制作のプロセスを共有することで、フォロワーに親近感や共感を持ってもらいやすくなります。 - ストーリーを伝える:
なぜそのデザインを作ったのか、どんな想いを込めたのかといった「背景」を発信することで、単なるモノ以上の価値が伝わります。
「まずは1人に喜んでもらうこと」を目標に、楽しみながら発信を続けてみてください!
守るべきルールと注意点
活動をトラブルなく進めるために、以下の法的・実務的なポイントは必ず押さえておきましょう。

著作権・肖像権の遵守
他人のイラストやキャラクター、芸能人の写真などを無断で使用するのは厳禁です。必ずオリジナルのデザインを使用してください 。
景品表示法への注意
商品の魅力を伝えようとするあまり、事実に反して「他社より著しく優れている」と誤認させるような過大な表現(誇大広告)は禁止されています。販売ページやSNSでの紹介文は、誠実な内容を心がけましょう。
販売許可や資格の確認
一般的な雑貨や洋服の販売に特別な資格は不要ですが、中古品(古物商許可)、食品、化粧品、酒類などを扱う場合は、それぞれの法律に基づいた許可や免許が必要になります。自分が作りたいグッズがこれらに該当しないか、事前に確認が必要です。
開業届と税金について
ネットショップを本格的に運営する場合、原則として開業届の提出が推奨されます。また、副業での所得が年間20万円を超える場合などは確定申告が必要になります。最初は深く考えすぎず、利益が出てきた段階で税金の仕組みについても学んでいきましょう。
【気軽派】とりあえず試したい人向け:サービス比較
「まずは1個作ってみたい」「赤字になるのは避けたい」という方には、マーケット型サービスがおすすめです。デザインをアップロードするだけで、商品の製作から発送まで全てを代行してくれるため、手間がかかりません。
代表的な2つのサービスについて、それぞれの特徴とおすすめの理由を解説します。
SUZURI

SUZURIは、GMOペパボが運営する日本最大級のオリジナルグッズ販売サービスで、多くのクリエイターが利用しています。利用者数が非常に多いためサイト自体に集客力があり、良いデザインであればSNSに頼らず見つけてもらえる可能性があります。
また、洗練されたサイトデザインによって自分のショップもおしゃれに見える点が魅力です。さらに、販売や発送の手間が一切かからないため、デザイン制作に集中でき、初めての販売や「売れる体験」をしたい人にも適したサービスです。
オリジナルグッズ・アイテムを手軽に作成・販売できる通販サイト SUZURI by GMOペパボ
オリラボマーケット

オリラボマーケットは、株式会社イメージ・マジックが運営するオリジナルグッズ販売サービスで、自社工場を保有している点が大きな特徴です。そのため他社と比べて原価が圧倒的に安く、同じ販売価格でも手元に残る利益が多くなります。
実際にTシャツの原価もSUZURIより低く設定されており、利益率を高めたい場合や、販売価格を抑えてより多くの人に届けたい場合に大きな強みとなります。コストを抑えつつしっかり利益を確保したい、あるいはファンに安く提供したいと考える実利重視の方に適したサービスです。
オリジナルグッズをかんたんに作成・販売できるサイト オリラボマーケット
【気軽派】2大サービス比較表
各サービスの特徴を一覧で比較しました。
| 比較項目 | SUZURI(スズリ) | オリラボマーケット |
|---|---|---|
| 製作・発送代行 | 全て代行(注文後に自動で製造・発送) | 全て代行(注文後に自動で製造・発送) |
| 販売手数料 | 無料 | 無料 |
| 原価の安さ | 標準的(例:Tシャツ 約2,500円〜) | 安い(例:Tシャツ 約1,900円〜) |
| 利益の仕組み | 原価に「トリブン」を上乗せする形式 | 原価に「販売利益」を上乗せする形式 |
| おすすめの人 | 世界観や集客力を重視する人 | 利益率や安さを追求する人 |
【本格派】しっかりブランドを作りたい人向け:サービス比較
「自分のドメインでお店を持ちたい」「もっと自由にカスタマイズしたい」「利益もしっかり出したい」という人は、ネットショップ作成サービスを使うのがおすすめです。
自分でショップを作って、オリジナルプリント.jpなどの制作サービスと連携すれば、在庫を持たずに本格的なブランド運営もできます。より自由に、自分らしいお店づくりをしたい人にぴったりの方法です。
ここでは、初心者でも始めやすい代表的な2つのサービスと、将来的な拡張性を備えたサービスについて解説します。
BASE(ベイス)

BASE(ベイス)は、初期費用・月額費用が無料で始められる点が大きな魅力のネットショップ作成サービスです。プログラミングの知識がなくても、豊富なテンプレートと直感的な操作で簡単に自分だけのオンラインストアを開設できます。
特に、オリジナルグッズ販売においては「オリジナルプリント.jp App」などの連携アプリが充実していて、注文が入ると自動で製作会社へ発注されるドロップシッピングの仕組みを手軽に構築できます。そのため、在庫を抱えることなく、自分のブランドの世界観を自由に表現しながら販売したい方に適したサービスです。
BASE (ベイス) -無料で簡単なネットショップ作成サービス
STORES(ストアーズ)

STORES(ストアーズ)は、BASEと同様に初期費用・月額費用無料で始められるプランがあり、手軽にネットショップを開設できるサービスです。
特に決済手数料が約5%とBASEよりもやや低く設定されているため、売上が増えてきた際に手元に残る利益を少しでも多くしたい方に向いています。機能はシンプルで使いやすく、コストパフォーマンスを重視しながら効率よく運営したい場合に適した選択肢です。
STORES(ストアーズ) | 店舗の売上をあげる総合プラットフォーム
【本格派】主要サービス比較表
本格的な運営を目指す方向けのサービス比較です。
| 比較項目 | BASE(ベイス) | STORES(ストアーズ) |
|---|---|---|
| 初期・月額費用 | 0円(スタンダードプラン) | 0円(フリープラン) |
| 決済手数料 | 決済手数料:3.6% + 40円 サービス利用料:3%(高め) | 5.5%〜 (フリープラン) |
| グッズ連携 | 非常に豊富(Appで簡単連携) | 連携先は限定的 |
| 難易度 | とても簡単 | 簡単 |
| おすすめの人 | まずは無料で、自分だけの店を手軽に持ちたい人 | 手数料を抑えて、利益を少しでも増やしたい人 |
本格派の推奨ステップ
本格的にオリジナルグッズ販売を始めるには、計画的な準備と段階的なステップが重要です。
以下の手順で進めることで、スムーズにショップを立ち上げ、運営していくことができると思います。
まずは「誰に、どんなメッセージを届けたいか」を具体的に決めます。これが決まっていないと、デザインやショップの雰囲気がバラバラになってしまいます。
- ターゲットを絞る:
例えば「猫好きの人」「シンプルな北欧デザインが好きな人」など、具体的なターゲットを想像します。 - ブランド名とロゴを決める:
コンセプトに合った名前を考えます。
BASEやSTORESでアカウントを作成します。
- ショップデザインを整える:
テンプレートを選び、ブランドイメージに合わせた色や画像を設定します。 - 特定商取引法に基づく表記を記入する:
ネットショップを運営する上で法律で義務付けられている項目です。漏れがないよう、各サービスのガイドに従って正しく記入しましょう。
受注生産(在庫を持たない販売)を実現するために、ショップと製作会社(例:オリジナルプリント.jp)を紐付けます。
- 連携アプリの活用:
BASEであれば「オリジナルプリント.jp App」などをインストールします。これにより、ショップで注文が入った瞬間に、製作会社へ自動で発注データが飛ぶ仕組みが完成します。
画面上のデザインと、実際の商品の色味や質感は異なる場合があります。
- 実物のチェック:
必ず自分で1つ注文し、印刷のクオリティや素材感を確かめてください。自分が納得できないものをファンに売ることは避けましょう。このステップは信頼構築のために非常に重要です。
利益をしっかり出すために、手数料を含めた計算を正確に行います。
- 計算式:
「商品の原価 + 決済手数料 + 自分の利益」で算出します。 - 利益率の目安:
一般的に30〜50%程度を目指すと、持続可能な運営がしやすくなります 。
ショップを開設しただけでは、なかなかお客様は来ません。
- 魅力的な写真の投稿:
商品の魅力が伝わるよう、写真の見せ方にもこだわりましょう。 - 制作過程の発信:
前述の通り、デザインの裏側や想いを発信し、ファンとの繋がりを作っていきます。
まとめ:あなたにぴったりの始め方は?
あなたの目的や状況に合わせて、最適なサービスを選びましょう。
- 手軽に、集客力のあるサイトで始めたい人 → SUZURI
- 原価を抑えて、利益をしっかり確保したい人 → オリラボマーケット
- 自分の「店」としてブランドを育てたい人 → BASE(+オリジナルプリント.jp連携)
自分のアイデアが形になり、誰かの手に渡る瞬間は、この活動ならではの喜びです。まずは「1つのデザイン」から、あなたのクリエイティブを形にしてみませんか?
なえちゃんfromnowは、あなたの「やってみたい」を応援しています!


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